映画残侠子守唄

映画ブログになる予定です。

人から簡単に影響を受ける

最近友人に薦められて読んだエイドリアン・トミネの『SLEEPWALK AND OTHER STORIES』欲しいけど日本語版どこにも売ってないしメルカリで6千円する。せっかくだし英語版を買おうかなと思っている。なんとなくレイモンド・カーヴァーっぽさがあって何とも言えない後味がめっちゃ良かったのでオススメ。そのくせ作者めっちゃアメコミ少年って感じなのが好感持てる。新聞の求人広告を使ったナンパに期待してお洒落して出掛けたけどただの悪戯でなにも起きずに帰って泣きながらシャワー浴びる話とか好きだった。日常の上手く言葉で表せないような独特の感覚を切り取っていて、今後何か創作するならああいう物語を書きたいと思う。ヒッチコックは映画術で、映画と一番似てるのはショート・ストーリーだって言ってたけどやっぱりこういう小さなアイデアこそ実は映画に向いてる題材なんだろうと思う。

 

追記:『パリ13区』の原作者なんだ~。ぜんぜん知らなかった。